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Sendle Case Study

Sendle- 排出量を長期的に削減していくためのロードマップ

Sendle(センドル)について

2014年にオーストラリアで設立されたSendle社は、車両と梱包の効率を最大限に改善することで配送による環境への影響を減らすことに取り組んでいます。2019年後半、同社は米国とカナダに事業を拡大し、シンプルで信頼性の高い、手頃な価格での気候に配慮した配送サービスを米国の中小企業にも提供しています。

Sendle社は、負の外部影響を最小化し、正の影響を最大化することを表明し、「業界初のカーボンニュートラル輸送サービス」となることを目指し取り組んできました。また、オーストラリア初の太陽光発電からの電源で充電されたEVによる小規模事業者向けフリート展開など、その他の取り組みも継続しています。

Sendle社は現在、気候変動問題への取り組みにおいてさらに次のステップとして、カーボンニュートラルの枠を超え、2040年までにネットゼロを達成するためのロードマップをSouth Poleと共に策定しています。

James Chin Moody (ジェームス・チン・ムーディ)

「Sendleでは、負の外部からの影響を最小化し、正の影響を最大化するよう努めています。簡単に言えば、当社の目標は、人と地球にとって最善のことをすることです。」

James Chin Moody (ジェームス・チン・ムーディ), 社共同創業者兼CEO, Sendle

South Poleと取り組んだこと

South Poleは、数年前からSendle社と緊密に協力し、配送によって発生する排出量をオフセットするカーボン・クレジットを提供することで、気候変動対策に投資する支援を行ってきました。または、気候変動に対する野心をさらに高めることを目指しており、同社のネットゼロ戦略についてもSouth Poleと協力しています。

目標設定

Sendle社は、2040年までに温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロを目指すロードマップを作成するため、South Poleと協力しました。このロードマップを作成し、SBTi(Science Based Targets initiative)の枠組みによるSBT目標を設定するために、2021年のGHGベースラインを設定した。これにより、配送距離、輸送タイプ、地域などの観点から、主な排出のホットスポットを特定することができました。

SBTiの最低要求目標である2050年ではなく、敢えてより野心的な2040年のネットゼロ目標を設定することで、Sendle社は気候変動に対するリーダーシップを発揮し続けようとしています。

短期・長期目標

South Poleのチームは、1.5℃に合わせた短期・長期目標シナリオを作成した。CY2021を基準とすると、荷物1個あたりのGHG排出量を前年比7.7%削減することが必要となります。これを2030年まで続けると、荷物1個あたりのGHG排出量は合計で51.6%削減されることになります。絶対排出量ではなく、荷物1個あたりの排出量に削減目標を合わせることで、より現実的な削減目標が設定できました。

また、長期目標については、2040年までに荷物1個当たりの排出量を97%削減することとしました。これは絶対排出量の90%削減に相当し、SBTiに沿ったものになります。

目標達成

Sendle社のネットゼロ目標達成を支援するため、 South Poleのチームは、事業全体で実施可能な実行策を同社に提案し、短期的な目標とスコープ3排出量の全体的な削減にフォーカスしました。

気候変動対策への投資

Sendle社は、自社での排出量削減に加え、気候変動対策に資金を提供し、カーボン・クレジットを購入することで世界的な排出量削減に貢献しています。生態系の保護とエネルギー転換を促進するためのさまざまなネイチャーベース及び再生可能エネルギープロジェクトを支援しています。

Veena Harbaugh (ヴィーナ・ハーボー)

「South Poleのチームからは、2040年までにネット・ゼロ・エミッションを達成するという当社の気候変動に対する野心を、実行可能なプランの作成支援をしていただいた。Sendleのチームにとって素晴らしいパートナーでした。」

Veena Harbaugh (ヴィーナ・ハーボー), 社サステナビリティ担当ディレクター, Sendle

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