世界各地で気候変動対策に取り組む企業South Poleが フォーラムを開催し日本での事業開始を発表

South Poleの共同創業者であり、South Pole Japanの代表取締役であるパトリック・ブルギは次のように述べております。「日本事業の立ち上げは、South Poleのグローバル展開における重要なマイルストーンであり、2050年までにネットゼロへの道のりを支援するという当社の野心的な目標を達成するために不可欠なものです。本日のクライメイト・リーダーズ・フォーラムは、この記念すべきマイルストーンを祝うとともに、気候変動への取り組みにおいて重要な役割を果たしている日本の企業の交流の場として開催いたしました。これらの企業は、低炭素社会への移行を主導する企業に大きなビジネスチャンスがあることを認識しており、当社と共に炭素除去や低炭素水素といった将来の気候変動対策に不可欠な技術に関するイノベーションを探求することを望んでいます。」

当イベントでは、South Poleの専門家が企業のネットゼロへの取り組みや、日本の脱炭素化における可能性についてプレゼンテーションを行ないました。また三菱商事株式会社、株式会社商船三井、サントリーホールディングス株式会社の代表者によるパネルディスカッションにおいて、各社の気候変動戦略や日本企業のビジネスチャンスについて議論が行なわれました。

サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ経営推進本部 課長 瀬田玄通氏は次のように述べました。

「South Pole様の日本事業展開を公式発表するイベントに登壇できて大変光栄です。地球温暖化に伴う気候変動は、地域の水循環や農作物原料を育む生態系に多大な影響を及ぼします。サントリーグループの事業の根幹は、時代とともに変遷する生活者と社会の価値観に寄り添いながら、自然の恵みを商品やサービスとしてお届けすることです。大切な経営基盤である自然を守るため、サントリーはGHG削減、水のサステナビリティ、生物多様性の保全を最重要課題と認識し、2050年、2030年に向けた野心的なビジョンと目標の達成へ、統合的な取組みを加速しています。その達成に向けては、社会全体で一体となったアプローチが欠かせません。世界最大のGHG削減プロジェクトの開発企業であるSouth Pole様が日本で事業を展開されることにより、日本社会における一体的な取組みが加速することでしょう。私たちは今回のイベント登壇を通じて、一体的なアプローチを進めるための課題とその解決策を皆さまと考える機会としてまいります。」

株式会社商船三井 エネルギー営業本部 エネルギー営業戦略部 副部長 上田陽介氏は次のように述べました。

「日本オフィスご開所、おめでとうございます。気候変動への対応力を高めるためには、クライメートテックへの投資がこれまで以上に必要です。貴社日本オフィス開設は、日本企業の脱炭素化に貢献するだけでなく、日本社会のネットゼロへの移行を加速させるものと期待しています。」

三菱商事株式会社 次世代エネルギー部門 カーボンマネジメント室長の紺谷 竜介氏は次のように述べました。

「三菱商事は、South Poleの日本進出前から同社との協業を開始しており、この度、同社の日本拠点設立を祝うClimate Leaders Forumに参加させていただけること、大変光栄に思っています。このイベントを通じ、多くの日本企業がSouth Poleの専門家から気候変動対策について学び、そして日本にその大きな機運や機会があることを知る場となるでしょう。三菱商事は、GHG排出削減や気候テックに関して、既に多くの取組みに着手しています。同分野でのSouth Poleとの協業深化を期待しています。」

South Poleは日本の企業、政府、NGOと様々な気候戦略やプロジェクトに取り組んでおり、カーボンプロジェクトおよび方法論の開発、カーボンオフセット戦略、企業のネットゼロ目標や脱炭素イニシアティブ、ウォーター・スチュワードシップや生物多様性戦略に関するアドバイザリーを提供しています。

東京に拠点を置くSouth Poleのチームには、サステナビリティ・アドバイザリー、カーボンプロジェクト開発、セールス、マーケティングなどの気候変動に関するスペシャリストが所属しております。現在多くのポジションについて積極的に募集をしており、日本市場の需要に応えるためにさらなる成長を目指しております。

【メディア連絡先】: Isabel Hagbrink, Director of Global Communications, Email: i.hagbrink@southpole.com